子供に勉強する親の姿を見せませんか? 英語学習ならTOEICが手っ取り早い

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中学受験
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中学受験の世界では2月が新学年のスタート。
気持ちを切り替えるとともに、特に6年生は入試に向けていよいよ本格的な受験勉強が開始する時期です。
特に中学受験は「親子の受験」とも「親の受験」とも言われますが、勉強面でも、親の果たす役目は非常に重要です。
一方で、長らく「受験勉強」から離れた親にとって、勉強の大変さを子供の立場に立って理解するのは難しいもの。
子供の受験に合わせて親自身も少し勉強を頑張ってみませんか?
子供から見てもわかりやすい英語を勉強を通じて、子供の気持ちを理解するとともに、頑張る親の姿を見て、子供の姿勢も変わるかも知れません。

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高得点を目指しやすいTOEIC

特に特定の目的がない英語学習なら、TOEICの学習がおすすめです。
対策をしっかりやれば、簡単に成績を上げることができ、日本企業では英語の能力として評価されるメリットもあります。

TOEICで900点をとっても、英語がペラペラにはなるというわけではありません。海外ドラマを日本語字幕無しで読めるようになるなんてこともありません。あくまで900点は英語の学習のスタート地点だと思っています。

一般に「TOEIC」として認識されるTOEIC Listening & Reading Testで試されるのはリスニングとリーディングです。いわば受動的なスキルですから、TOEICの勉強で英語を話せるようになるわけではありません。

一方、多くの日本企業では、730点程度をとれば「ある程度英語ができる」とみなされ、850点もとれば「英語が得意」と判断されます。海外出張や赴任のチャンスも格段に上がります。現実はそんな簡単な話ではないのですが、多くの企業でそう認識されている以上、これを生かさない手はありません。

企業側にとってTOEICは、ビジネスマンとしての基本的な事務処理能力を図る物差しになります。
TOEICの勉強を1度でもしたことがあるなら、時間内にリーディング問題を終わらせることに苦労した、今も苦労している人は多いでしょう。しかし、TOEICは出題パターンが決まっています。型がありますから、コツさえつかめば時間不足になることはありません
普段のお仕事に比べたらずっと簡単なものです。それなりに対策をしても、TOEICである程度の点数をとれない人は、英語の基礎力もなく、仕事の作業効率も悪いと思ってしまいます。逆にとらえれば、TOEICができるということは、ある程度の英語力と、仕事を進める上での事務処理能力を最低限備えたという証明になるのです。

自力での勉強が大切です。授業よりも演習時間を大切に

最近、「スパルタ式で3ヶ月でTOEIC200点アップ」なんて成果をうたっている英語スクールがあります。得点アップの結果自体は素晴らしいですが、TOEICの点数を上げるのに、わざわざ高額の英語スクールに通う必要はありません。市販の問題集やスマホのアプリでいくらでも得点アップは可能です。

TOEICの得点アップにお金をかけるなら、オンライン英会話で毎日英語をしゃべって、海外ドラマを教材に自分で勉強したほうがよいでしょう。

TOEICは、基本的な英語力とテクニックさえ身につければ簡単に得点アップが可能です。
さらに、スパルタ式をうたいながら、TOEICの成果を強調している英語スクールが存在するのは、TOEICが簡単に得点アップできるほど、いわゆる受験テクニックが重要なことの裏返しで、それは、残念ながら英語力のアップではありません。本当に英語をしゃべれるようになりたい、というならTOEIC以外の対策で英語の底力を上げてくれるスクールを見つけ出しましょう。
というわけで、自分のビジネス上のスキルをあげる意味でも、費用対効果でも、市販の書籍やサービスを使って勉強してみてはいかがでしょうか。

とにかく公式問題集が重要です

TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編

自力の学習でまず買い揃えるべきなが公式問題集です。
中学受験などの勉強で過去問を使って勉強するのに該当します。

実施主体のEducational Testing Service が発行している本なので、基本的に本番と同じ傾向になっていると考えて大丈夫です。公式問題集はTOEICにとって過去問代わりです。TOEICには型があります。こういうものを攻略するのは、厳しい受験戦争が身近な日本人が得意なところですね。まずは型を徹底的に覚えましょう。
そして、重要なのが、時間管理です。必ず、時間は測って通してやること。なかなか普段は2時間まとめて時間をとるのは難しいとは思いますが、少なくともパートの単位で解くようにしましょう。

公式TOEIC Listening & Reading 問題集

なお、Educational Testing Service からは、公式問題集のほかに、複数の問題集が出版されています。3冊もやれば十分という声もありますが、満足のいくまで、このシリーズで対策を進めるとよいでしょう。仕事と一緒で、量が質を生み出します。もちろん、その場合も1冊ずつ確実に身に着けていくことが大切です。
繰り返しますが、公式問題集で重要なのは傾向と時間感覚の習得です。

受験はテクニックも大事

公式問題集で傾向をつかんだら、速度アップや、解法を徹底的に身につけるため、テクニック本を利用します。私が学生時代にTOEICを受験していた頃利用したのはこちら。
[新形式問題対応/音声DL付]TOEIC(R) L&Rテスト 直前の技術

パートごとに演習問題を解きながら、実践的に傾向やテクニックを学べます。時間管理のコツなども載っていますから、早いうちに手を付けておきましょう。

とにかく語彙力が物を言います

日本人の多くが英語を使いこなせない最大の要因は、語彙力、単語力です。語学で語彙力をなめてはいけません。単語がわからなければ流れる英語は聞きとれません。

試しにCNNのニュースサイトでも見てみてください。TOEIC700点レベルの人はほとんど理解できないはずです。なぜなら知らない単語だらけだから。前後の文脈から意味も推測できないレベルの人も多くいるでしょう。語学で重要なのは、とにかく単語力です。
そして、TOEIC用におすすめなのはこちら。
TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)

TOEIC頻出単語ばかりが掲載されていますから、効率的に学べます。
とはいっても、この程度の単語力では英語を使いこなせるようには残念ながらなりません。英語の底力をつけたいならTOEFL用の単語集を併用することをお勧めします。TOEICで高得点を叩き出せるようになり、TOEFLに色気を出しても役立ちますよ。ちなみに私は、こちらのTOEFL用単語帳をベースに単語を覚え、金のフレーズは、直前の試験対策として補助的に利用しました。
TOEFLテスト英単語3800 4訂版(音声DL付)


なお、TOEICに特化した学習という意味では、単語の英→和訳だけできればOKです。要は、リスニングやリーディング問題で意味がわかればいいのですから簡単です。もちろん、英語をしゃべれるようになりたいなら、英訳もできなければなりませんが、ここは目指すところによってご自身でご判断いただきたいと思います。

ちなみに、自称英語上級者が好き好む「英語は中学英語で十分」という話。これはあながち間違っていません。中学英語を正確に使いこなせれば、「関係副詞」など高校で学ぶ一部の文法以外は網羅できますから、英語はつかいこなせるはずです。ただ、多くの日本人は、中学英語さえまともに使いこなせないのが現状です。

最低限、中学英語を使いこなせるようにするためにおすすめなのが、こちら。
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)

こちらの瞬間英作文、中学レベルの基本的なセンテンスの英訳を、意識しないでも英語が出てくるまで繰り返します。出てくる単語も中学レベルですが、意外につまってしまうもの。ライティングならできるのに、スピーキングだとなかなかできない、という方も多いはずです。TOEICとは直接関係ありませんが、英語学習者の間では、かなり有名なシリーズですので、余力がある方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

発音の基礎を学ぶ

TOEICで簡単に成績をあげようと思ったら、まずリスニング力を強化することです。なんてことはない、学校教育で重点を置かれていない分野だから、やれば伸ばせます。ただ、日本の学校教育のいけないのは、リスニング以前に発音教育がおろそかなこと。というか、多くの学校の先生は正しい発音ができません。
中学校1年生の英語の授業で毎回

ハイ、ハワー・ユー?

アイム・ファイン・センキュー・アンジュー?

と、毎回念仏のように唱えていた割に、

なんで「ハウアーユー」じゃなくて「ハワー・ユー」なの?

なんで「アンデュー」じゃなくて「アンジュー?」って発音するの?

といったことについて、理論的に教えてもらった日本人なんてほとんどいないんのではないでしょうか?

外国人の発音は、ただそう聞こえるのではなく、そう発音しているのです。

ほかにも、「Right L」とか「Dark L」の違いって習ったことありますか?
Lの発音も2種類あるんです。巻き舌のRと、下を歯にのばしてくっつけるLの違いくらいは多くの人が習っているかもしれませんが、実はLの発音って奥深いんです。その発音の基礎を最初に学ぶことで、リスニングがずっと楽になります。
おすすめはこちら。
CD付 世界一わかりやすい 英語の発音の授業

CDとセットで、基本的な発音の法則を学べます。TOEICではアメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリアの4種類の発音がまんべんなく出題されますが、知っておくべき基本はこの本で網羅されています。そもそもアメリカ英語とイギリス英語の発音の違いなんて、日本人の発音から比べたら差なんてないようなものですから、初学者はあまり気にする必要はありません。基本がわかっていれば、アメリカ英語もイギリス英語も聞き取れます。
発音の基礎を学んだ上で、公式問題集のリスニングパートをとにかく解きまくってください。

ところで、リスニングの訓練で一般的に取り入れられているのが、「シャドーイング」です。
シャドーイングとは、英語を聞きながら、少し遅れて真似して発音する英語学習法です。具体的な方法は、YouTubeなどで知ることができますから、ぜひ挑戦してみましょう。大切なのは、できるだけ体を使うこと。耳と口を使って英語を体にシミつけさせましょう。そして、TOEICのリスニング問題は、一つ一つが短いですから、シャドーイングの訓練にはもってこいです。

文法は事務処理能力がカギ

リーディングの文法問題は、おそらく多くの方が、それなりの自信を持てるパートでしょう。ここは事務処理能力を発揮して、とにかく短時間に解くことを目指したいパートです。

公式問題集である程度の傾向はつかめると思いますが、特に文法問題は、量が大切ですから、以下の問題集をおすすめします。
TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問

1000問をマスターするころには、文法に関しては、それなりの自信を持てるようになると思います。そして、スピードも上がるはずです。1文すべてを読んで解答するというような非効率的な解き方からは卒業できるでしょう。

読解問題

多くの受験生がもっとも苦労するのが、リーディングの読解問題のようです。ある程度勉強をすすめると、リスニングの点数は簡単に上がるのに対して、こちらの得点推移は緩やか、という人が多くいます。これは公式問題集等で対策することになりますが、やはり総合的に英語力が必要になります。ふだんからいろいろな英文に触れて、読解力を高めるしかありません。

わたしは、今でも利用しているのが、オンライン英会話「レアジョブ英会話」の「Daily News Article」です。中上級者向けの英会話用教材ですが、これを毎日1記事読むだけでも、読まないよりはずっとましです。ついでに、せっかく英語の勉強をするわけですから、レアジョブ等で英会話も合わせて挑戦するとよいのではないでしょうか。1日25分、強制的に英語をしゃべるだけでも、それなりに自信がつくはずです。おそらく多くの人は「英語をしゃべれるようになりたい」でしょうから、TOEICに特化した勉強だけをするのは結局おすすめできないのです。

基礎力が身についたら990点を目指すつもりで

以上、TOEIC攻略の入門として、役に立ちそうな参考書・問題集やアプリをご紹介しましたが、パートによって、物足りなさを感じるかたは、900点以上を目指す人向けの問題集に取り組みましょう。800点を超えて900点を目指すレベルに達すれば、自分の弱点や、目指すべき方向性がかなりはっきりしていると思います。私は、リスニングを鍛えたかったので、追加で問題集を買って練習を繰り返しました。

【CD2枚付】TOEIC L&Rテスト990点攻略 改訂版: 新形式問題対応 (Obunsha ELT Series)

さらに、すでにご紹介したレアジョブ英会話などでスピーキング力を身に着けたり、海外ドラマでリスニングや会話表現を覚えたり、TOEIC以外の使える英語の習得に向けたステップに挑戦できると思います。
TOEICは、英語の基礎力に自信を持つためのツールとしては、それなりの価値があると思います。日本でしか通用しない資格ではありますが、どうせやるなら高得点を目指し、そして使える英語力を身につけるステップに進みたいものですね。

人によってスタート地点は異なりますし、TOEICに費やせる時間や目指すべき方向性も違うでしょう。1つ言えるのは、英語の習得は、決して甘くはないということ。それなりの時間をかけて、たくさんの単語や表現を覚えなければなりません。ふだんのお仕事といっしょで、目的はなにか、そのためには何をやらなければいけないのか、早いうちから明確にして、TOEICの得点アップを達成していただければと思います。


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「5年後に東大合格者100人」。 経営破綻状態となった落ちこぼれ高校の経営再建のため、特別進学クラスを開設。受験指導の実績を持つ教師を集めて徹底的に受験に必要なテクニックを指導し、初の東大合格者を排出した。その舞台は龍山高校。率いたのは桜...

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