中学進学後、まずは深度より進度 スタディサプリやオンライン英会話も実はおすすめ

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大学受験
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中学受験を終え、4月から中学校に進学される方の中には、すでに鉄緑会やSEGなど、大学受験に向けたスタートを切った方もいらっしゃります。一方で、塾はしばらく様子見という方も多いでしょう。
次の関門は、6年後。中学受験よりも長い道のりです。
とはいえ、スタートが肝心。中学受験で身につけた勉強の習慣も続けたいところです。
まだ塾通いまでは考えていない方におすすめするのは数学と英語の基本の習得。
中学受験ではあまり役に立たないスタディサプリやオンライン英会話などをうまく活用して、当面、さらには中学入学前にも「深度」より「進度」の学習を進めることをおすすめします。
サピックスなどに通われていた方は「予習主義」への転換も必要に。意識の変革も必要です。


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中学受験と異なる大学受験の重要科目

中学受験では、「算数」の重要性が声高に叫ばれます。

たとえば、こちら、開成中学の受験結果の推移をご覧ください。

毎年大きな変動があるのは、算数の平均点。
そして、算数の平均点に応じて、全体の合格点も左右しています。
算数以外の科目は、大きな差がつきにくく、算数次第で合否が決まると言っても過言ではありません。

一方、大学受験では、なにはともあれ「英語」です。

実際、私立文系受験の場合、数学なしで臨むことも十分ありえますし、
特に最近は、親御さん世代の頃と変わり、「読み」「書き」に加え、「聞く」「話す」を含めた「4技能」を総合的に身につける必要があります。

そして、もちろん理系に進む場合は「数学」さらには「物理」なども重要にはなってきますが、大学受験で必要となるのは「高校数学」であり、「中学数学」はあくまでその土台にすぎません。

大学受験に向けて出遅れないためには、「英会話」など英語の4技能の強化、そして算数は「中学数学」をできるだけ早く進めることがとても大事になります。

数学は「深度」より「進度」

中学受験では、算数の「難しい問題」を解けることが非常に大切でしたが、今後しばらくは、私立難関校であっても数学は「基本」を身につけることが大事です。

私立中学では、オリジナルの教材が使われるケースも多いですが、「新中学問題集」や「シリウス」といった副教材を購入して使用する場合があります。

新中学問題集シリーズ | 特集 | 教育開発出版株式会社
Sirius21 発展編 英語 | 教材紹介 | 育伸社
育伸社が出版する教材の検索。教材名やカテゴリー、対象学年等など複数の方法から検索できます。

文部省検定教科書のレベルよりも高い教材として難関私立中学で好んで使用されますが、これらは、早稲田アカデミーなどの高校受験対策の塾で、基礎固めの完成用として使用されるものです。
そして、早慶高校や開成高校などの受験生は、新中学問題集やシリウスなどの問題集で基礎固めをしたあと、塾のオリジナル教材などで応用力を養成します。ちなみに、高校受験の世界において、サピックス中学部では中3の1学期までに「中学数学」を一通り学習し、夏休み以降は、入試に向けた応用力の強化に臨みます。

一方で、私立中学では、中学数学は、ある程度の基礎さえ固めたあとは、高校数学に進む形です。多くの私立の進学校では、中学2年か3年の途中までには「中学数学」を終え、中学3年までには「高校数学」の学習がスタートします。

中高一貫の私立の進学校では、その「発展」を飛び越えて、「基本」を一通り学習したあとは、「深度」より「進度」でカリキュラムを進めるのです。

大学受験に向けては、これまでの「難しい算数」とは違う「数学」という新しい科目がスタートするということで意識を変える必要があります。

「復習」も大切だが、これからは「予習」も必要

以上で申し上げたように、中学入学後、学校での授業は「進度」優先で授業が進められることになります。
本来6年間で学習する内容を、4年から5年かけて終了させるカリキュラムについていくため、まずは「授業のスピードについていく、取り残されない」ことが非常に大切です。

サピックスや日能研に通っていた方は、これまでは「復習主義」で頑張ってこられたと思います。
しかし、中学以降は「予習+復習主義」への転換が求められます。

学校によって多少の方針の違いはありますが、中学・高校の授業は「予習」をして、ある程度の理解があることを前提に進められます。
塾に通っていれば、そうした点はフォローできるのですが、塾通いしない選択をとられた方も、学校の授業に先行して、どんどん「数学」の学習を進めていくことが大切です。

必ず中学入学前に予習を! スタディサプリも意外に役に立ちます

数学を自宅学習で進める上で、意外に(?)役立つのがスタディサプリのようなネットサービスです。



中学受験では、高度な受験に対応した講座は皆無で、塾での学習が不可欠でした。
しかし、さきほど述べたように、「深度」より「進度」優先で「基本」を学ぶ上においては、スタディサプリのような格安のネットサービスも有効活用できます。

なお、スタディサプリの特徴の1つに挙げられるのが、圧倒的な低価格です。月額1,980円(税抜)で、全科目、中3までの学習範囲すべての受講が可能です。
サピックスなど中学受験対策の塾に比べたらはるかに安価です。ものは試しで今すぐにでも始めることが可能です。
プロ講師のわかりやすい講義動画で苦手克服から学習習慣の定着ができることを売りにしていて、自宅のパソコン・タブレットを使い、専用教材の購入の必要ありません。今なら2週間無料でお試し可能だそうです。

私立中に進む方も、そうでない方も、4月の入学までには、「正負の数」「文字列」「方程式」といった数学の入口の部分を、とにかくスピード感を持って進めたいものです。
たとえば、グノーブルの進学準備講座でも、4日間かけてこの3つを学びます。

スタディアプリなど、格安のネットサービスの良いところは、学習を自分のペースでどんどん進めることができるところです。深堀りするのは目的ではなく、何度も申し上げているとおり、「進度」最優先の使いみちでは非常に有効です。
そして、算数と違う科目とはいえ、重なる要素も多いので、中学受験で基礎的な学力がある生徒なら、1学期か夏休みごろには中学1年生の範囲を終わらせ、2学期以降2年生の範囲を、2年生になってからは、3年生の範囲を学ぶことが可能です。
中学受験の際に通われた塾で、進学準備用の教材をもらった方も多いかと思いますが、やはり新しい単元は、講義を受けることで吸収が早くなります。

気軽に始められ、中学生活で不要になればいつでも解約可能なスタディサプリなどで、スタートダッシュを切ってみてはいかがでしょうか?無料体験などを活用して、いろいろ試してみるのもいまの時期だからこそできることです。

英語は中学受験組は不利な状況かも?

一方、英語は絶対に苦手科目にしないよう、早めに着手する必要があります。

私立中学に進む場合、基本的な条件は皆同じではありますが、中学受験生は、小学校高学年で英会話などの習い事から離れていた分、受験せずに英会話教室などに通っていた子どもたちに比べて、英語力で遅れを取っています。
いち早く、英語を強化することは喫緊の課題です。

大切な文法

とはいえ、中学校以降で重要になるのは、まずは英文法です。
小学校の英語では、英語を楽しく話すことが目的になっていましたが、これからは体系的に英語を学び、読み、書きの力を向上させていく必要があります。
さらに、リスニングの能力もいまや大学受験では当たり前に問われる能力です。

英会話は塾では学べない

英文法に関しては、SEGやグノーブルなど、さまざまな塾で徹底的に学ぶカリキュラムが組まれています。
一方、リスニングに関しては、それなりに音声教材は充実してきてはいるものの、英語を得意にするためには不十分です。
特に、最近は海外の大学進学を視野に入れる方も多くいらっしゃいます。
さらに、多くの私立中学では、外国人講師による英会話の授業が取り入れられているほか、英文法の授業も非常にハイスピードです。
これから、英語は毎日必ず聞く、話す環境を作っていかなければ、あとあと苦労・後悔することになりかねないと思います。

とにかく英語のシャワーを浴びること

そこでおすすめするのは、オンライン英会話です。小学校のときにも使われた方も多いかも知れません。
中学受験勉強の際、英語から一定の距離を置いていた分、まずは英語に慣れることです。

たとえばDMM.comが運営するDMM英会話は、圧倒的な低価格と世界117ヵ国以上の講師からなる質の高いレッスンを売りにしています。
英会話スクールの約10分の1の価格で、『1日1レッスン計25分プラン』は月額6,480円
毎日受ければ、1レッスンあたり209円という計算です。
さらに、24時間365日いつでも好きな時にレッスンを受講できることが可能です。

英会話を通して「聞く」「話す」に加え、文法の弱点も見つかります

はじめのうちは、ほとんど何もしゃべれない状態からのスタートかと思いますが、基本的なフレーズ集や用意された教材をつかって、試行錯誤で25分のレッスンを繰り返す中で、英語力は必ず高まります

さらに、英会話のレッスンを受講するとわかりますが、日本人がよく指摘されるのは「文法」です。

3単元のSや動詞の活用など、中学英語で習う内容も、会話で使うのははじめは至難の業です。早い段階からなかば荒療治で対処することで、学校での英語の学習にも必ずプラスに働くはずです。

まとめ

中学受験を終えたばかりの方にとって、大学受験までの6年間という時間は、文化・スポーツ活動などにも取り組める貴重な期間です。これまで大変な思いをして受験の乗り切った今、すぐに大学受験に向けた塾通いをするのが正しいとは限りません。
一方、英語と数学という新しい科目で出遅れると、6年語までずっと影響が続くことになります。
ネットを使って、しかも自宅で安価なサービスを受けられるのは、いまの中学生にとって非常に大きなメリットです。
繰り返しになりますが、中学入学前に新しい数学の世界に触れること、英会話に慣れることは非常に大切です。
ぜひ、こうしたサービスをうまく活用し、いずれ塾通いが必要だと感じた時期には、志望校に応じて本格的な受験対策を進めていただければと思います。

なお、以下のリンクから特典付きの申し込みが可能となっております。



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